福岡IBD友の会事務局の一人として、この会を通して皆さんの生活を少しでも応援できるよう活動を広げていきたいと思っています。
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☆☆☆お知らせ☆☆☆ 毎月第4土曜日に行っている今月の座談会27日(土)は総会開催の関係で お休みにします。 北九州で行われる総会にお越しくださいましたら何よりです。 事務局 |
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『最後の晩餐』 〜第四音〜
前回からの続きになりますが、『難病告知』という衝撃的な場面をそれほどでもなくさらりと流してしまった私は、その後病室に戻り、母と何を話したかなんて全く覚えていません。 ・・・にも関わらず、『今晩何を食べるか』ということを真剣に悩んだ記憶はしっかりとあります。 病院での食事と言えば、持ち込みか病院の食堂というのが相場。小児病棟だったので、付き添いのお母さん達が申し合わせて出前を取る事もしばしばです。数時間後に迫った今晩の事となれば持ち込みは却下。そこで、食堂か出前かの話になり、ベットの上で出前メニューを穴のあくほど眺めてから苦渋の選択をし、下の食堂に決めました。 当時にしてはレストラン調のきちんとしたお店で、ちょっと外食気分を味わえます。エレベーターを降り、お店の入口にあるレプリカメニューの前に行くまで、私の心は一番左下にある、レストランで一番高い『ステーキ』に決まってました。『今日くらいは1000円でもお母さんは何も言わないだろう!』と、かわいい遠慮をしながら、いざショーケースを覗いてみると、テカテカ光るサーロインステーキの横に、私の大好物のミートソーススパゲティがならんでいました。しかもハンバーグがトッピングしてあるやつ! いつもだったら高価なステーキは論外なので、迷わずこの780円のハンバーグミートソーススパゲッティを頼むのですが、その日は人生の転機ともいえる大事な日。誰がみても1,000円のステーキに走るほうが正当に思われ、母もステーキにするだろうと思っていたようでした。 しかし、ここで安易にステーキにはしってしまうと、自分自身が単純で子供っぽいように思えたので(充分子供だったのですが)、あえて『ハンバーグミートソーススパゲティ』を選びました。 案の定、母は「ステーキでもいいよ」と言ってくれましたが、私はポリシーを持って、「ハンバーグミートソーススパゲティ」と繰り返しました。そして、「今度食べれるようになった時、ここにきてステーキを食べる。」と立派な目標を立てたのを覚えています。しかし、その目標は達成されることはなく、エンドレスに食事制限は続き、今となってはキュンとくるエピソードの一つになりました。 その時は一生懸命大人ぶって下した決断だったのですが、今思えばいっぺんにハンバーグとミートソースが食べれてボリュームがあり、超満腹になるからという非常に子供っぽい理由だったなあ〜と思います。 はてさて・・・、産まれてからその時(12才)まで我が家でステーキなど食べたことあったっけ?と遠い記憶をたどってみましたが、どうしても思い出せません。楽しみにしていた外食と言えばうどんと決まっていた幼少期の我が家では、ステーキはまさに幻のご馳走と言っても過言ではありません。そんな憧れのものをなんであの時食べなかったのか!と思いもしましたが、小さなプライドを守った私にもいじらしいものを感じます。 こうして私の『最後の晩餐』はジャンキーで超満腹!となったのでした。 |
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『クローン氏病』 第三音
白く眩しく光るシャーカステン。母と2人でその前に座り先日の検査結果の説明を待っていると、ベビーフェイスの主治医が、白黒のもじゃもじゃなレントゲン写真を出してきました。これは私のお腹だそうです。主治医は素人の私達に、最大限分かり易く病変部の説明をしてくれました。しかし、どっちが上だか下だかも分からないレントゲンを前に「なるほど、そうですか!」とすぐに言えるはずもなく。色々と角度を変えながらレントゲンを覗き込んでいる二人を見て、「うにうに〜となってなくてはならないのがまっすぐなんですねー。」とひらがな的な内容にまでレベルを落として説明してくれました。それでようやく「そう言われればまっすぐだー。」と、うなずける感じでした。しかし、今のように内視鏡という超リアルな画像を見せられた訳ではないので、その時点ではとんと重症感がわきませんでした。 最近では一般の人でも、ある程度の病気の知識を持っている方が多いですが、その頃は『難病?』『とくていしっかん?』と初耳の事ばかりでした。さらに、病名ときたら『クローン氏病』。クローン博士が発見した病気なのだそうですが、全くもって初めての言葉です。 クローンと言えば…はて?どこかで聞いた事がある…そうだ!『ルパン三世』のマモーだ!(ルパン対複製人間より) ルパン大好き!!の私には、なんだか関係ありそうでなさそうで…複雑な気分でした。今では(氏)を書くことも少なくなり、もっぱら『クローン病』と言われていますが、クローン博士の功績は、「クローン牛の方ではないですよ!」という説明に取って変わられてしまいそうです。 いずれにしても、12才の私は難病の刻印を押されたわけです。主治医は今後の治療方針を発表。自分が悪い訳ではないのに、大変すまなそうに「1ヶ月間絶食して首から点滴を入れます。」と言い渡しました。母と私は殆どリアクション無く「はぁ。」と言う感じで、「どう?頑張れるかなぁ?」と言われても『頑張れるも何も、食べちゃいけないんでしょ?』と心で思いなが、幼い私は「はい」と言うしかありませんでした。 では、いつから?という話になって、これまたすまなそうに「すぐ…と言いたい所ですが、明日からにしましょう!」とかなり譲歩したように言い、「その代わり今晩は好きなものを食べていいです!」とお情けをくれました。たった今まで喉を通せた物が明日からダメになる。その本当の意味を実感するのは後になってからだとは、その時の私には想像もつきませんでした。あまりにも他人事で、テレビドラマのようなリアクションなんかなかったと記憶しています。 『今晩何を食べようか…』もう、その事しか考えられなかった私は、能天気なのか食い意地が張っているのか・・・。今の私を彷彿とさせるのでした。 |
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IBD治療薬vedolizumabの大規模臨床試験が開始されます
2009年01月22日武田薬品工業株式会社のニュースリリースによりますと、炎症性腸疾患を対象としたvedolizumab(MLN0002)の臨床第3相試験の開始について報告しています。 vedolizumabは、α4β7インテグリン[※]に特異的に結合するヒト化抗体です。 GEMIN™プログラムと名づけられた臨床第3相試験は、炎症性腸疾患の二大疾患である 潰瘍性大腸炎、クローン病を対象とした2つの無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験で 構成されており、登録患者数は40カ国以上で2,000名となる見込みです。 本試験では、標準的治療法では効果の得られない中等度から重度の炎症性腸疾患患者を対象に、粘膜治癒や臨床的寛解率を効果の指標として実施されます。 それぞれの試験は、6週の寛解導入期と、これに続いて行われる46週の維持療法期で 構成されており、加えて患者さんには、安全性・有効性のフォローアップスタディとして 100週の継続治療の機会が提供されます。 医薬開発本部長 宮本政臣は、vedolizumabは、潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんのQOLを 改善する大きな可能性を有しています。1日でも早く本薬を患者さんの治療にお役立ていただけるよう、引き続き開発に注力してまいります」と述べています。 登録患者数は40カ国以上で2,000名すごい大規模の臨床試験ですねー クローン病と潰瘍性大腸炎同時で緩解導入、緩解維持と言うのがうれしい限りです 一日も早く製造販売認可される事を願っております インテグリン阻害薬の勉強した内容をわかり易くしてみます。 武装した兵士の一団をリンパ球とします これらの武装した兵団はリンパ管を経て静脈に流れ込み、血流に従って全身を巡ります 兵隊さん達を送り出すのは血管という真っ暗なトンネルなのです。 トンネルの中を流れているリンパ球は、一体どうやって戦いの現場を知るのでしょうか? そうです、ここで接着分子が活躍するのです ウイルスや細菌などの異物が侵入した局所(戦いの場)では、そこで細胞が壊されたり、 細胞が細菌の毒素にやられちゃいます そうすると、細胞は「助けてくれー」と悲鳴を上げます 悲鳴に当たるのがプロスタグランジン類や、ヒスタミンなどです。 これらが出てくると、これに触れた近くの血管の内皮細胞にセレクチンの発現が増えます。 つまり「ここが戦いの場ですよ!」と言う信号(照明弾とご理解ください) が暗いトンネルの内側に出る訳です この内皮細胞セレクチン(照明弾)が、リンパ球を捉え、血液中を流れていたリンパ球が面白い事に 血管の内側の壁に沿ってころころと回転します(兵隊さんのローリング) 兵隊さん達が、戦いの場に接近して興奮したようです 一方、傷害された組織の細胞からは兵隊リンパ球を呼び寄せるケモカインと言う物質も作られます、 ローリングしながらこのケモカインに触れたリンパ球は活性化(兵隊さんがパワーアップ)して、 細胞表面に別の接着分子であるインテグリンを出すようになります このインテグリンが、戦いの場にある内皮細胞表面にたくさん出ている ICAMと呼ばれる受容体に結合し、リンパ球は足場を得て血管の壁にくっつくのです(静止) 兵隊さんが血管の外に出やすいように足場ができるのですね 壁にくっついたリンパ球は内皮細胞の間を通って血管の外に遊出し、 戦いの現場に結集します IBDの戦いの現場は消化管の粘膜ですね このICAMと言われるリガンド(受容体)つまり、 戦いの場へ行く為の、「兵隊さんの足場」に乗るのを邪魔すると事で いつまで経っても戦場に行くことができないので、平和になるのです(緩解させ維持できる) ※参照文書 クローン病患者のQuality of life |
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